逸品御紹介 改めて知る CERAMIC SPEED とは

CERAMIC SPEED が入荷しました。

見るヒトが見たら、フツーの光景。

よくある自転車屋のブログでの入荷案内というわけですが。

このたび、CERAMIC SPEED の取り扱い代理店さんが変わった影響もあリマして、ついこの間まで今後の入荷は不透明だなぁと気を揉んでいたところでした。

以前の代理店さんの取り扱いが終わってしまっとというニュースを知った後に横繋がりの仲良しショップの皆さんに「次どこやるか知ってる？」なんて聞いてたんですけれど、その段階では誰も情報を知っているヒトがおらず。。。

まさか、盆栽自転車店の仲良し問屋さんがはじめてくれるなんて、ね〜。

というわけで、これからもCERAMIC SPEED のお取り扱いは続きますのでよろしくお願いいたします。

CERAMIC SPEED はデンマーク製。
メイドインデンマークなんですね、珍しい。

元々、インラインスケート競技において世界記録樹立に貢献したセラミックボールに着目し、それを自転車競技に活かせないかと思った創業者。
デンマーク繋がりもあったのか、ビャルヌ・リース率いるチームCSCにセラミックベアリングを供給＆採用してもらうことにより、同パーツが自転車競技での優位性があることを確信し「CERAMIC SPEED」を設立しました。

現在では、多くの製品にあらかじめセラミックベアリングボールが搭載されたパーツやホィールが存在していますし、アフターパーツとしてもセラミックボールベアリングであれば何も CERAMIC SPEED に限ったことではありません。

では、CRAMIC SPEED の他社製品よりも優れる優位性とは何か？

それは高い品質と真球度です。

CERAMIC SPEED のベアリングボールは、他社製品のセラミックボールよりも、115%硬く、199%多くの負荷に耐えられるというのです。

確かに。
すでにわたしの自転車にはCERAMIC SPEED のプーリーキットがいくつか搭載されていますが、数年経っても、ほぼ経年劣化を感じさせないスムースさがあります。
これは、当店にてCERAMIC SPEED の製品を組み付けさせていただいたカスタマーの自転車にも同じことが言えます。
とくに、ボトムブラケットは性能が悪いナンチャッテセラミックボール製品ですと、１年程度の使用でガタガタになってしまうことが少なくないわけですが。
CERAMIC SPEED の製品であればそういうこともありません。

そして、品質の良いセラミックベアリングボールは摩擦抵抗を減らし、自転車をより速く走らせることが可能になります。

CERAMIC SPEED社製のセラミックベアリングボールをハブ、リアディレイラーのプーリー、ボトムブラケットに用いることで、一般的なベアリングよりも６〜９ワットを節約できるそうです。

この数値はなかなか体感しにくいモノではありますが。

こうして実験のデータとして出ているモノですので実感できないとしても付けておいた方が間違いないのかなと個人的には考えています。

既述の通り、昨今の自転車パーツにはすでにセラミックボールが搭載されたパーツも少なくなく、セラミックボールによってカスタムせずとも純正で高性能な製品も少なくありません。
そして、ナンチャッテセラミック製品による悪評で、セラミックベアリングに対するカスタムしたい欲みたいなものも落ち着いてきているのではないかと感じています。

ですが、セラミックベアリングを導入することは、自転車の性能を底上げするためにとても有効なのです。

自らの自転車を妥協のない仕上がりにしたい場合に、CERAMIC SPEEDの製品はお役に立ちます。

とにかく、自転車を究極の状態に仕上げたい！とか、最高の状態にしたい！という方にオススメします。

そこには、CERAMIC SPEED であれば間違いない性能を得ることができることでしょう。

そこにリスペクトがある。

ここでカスタム例として、わたくし盆栽屋が現在進行形で使っているCERAMIC SPEED の製品をご紹介しましょう。

まずは、決戦の機会がありませんが決戦用ロードバイクとして準備しているキングギドラ号です。

こちらはリアディレイラーのプーリー上下がCERAMIC SPEED製のモノに交換されています。

基本的に、ビッグプーリーに改造する方が多いと思うわけですが。
ビッグプーリーは見た目的に仰々しい印象があったのと、少しの重量増を嫌っていたのと、グラベル走行も視野に入っていたので、ビッグプーリーに草が絡むリスクを心配してフツーサイズのプーリーにしています。
カラーもブラックでとても地味です。
言われないとわからないカスタムです。

ある意味ではオトナなカスタム？と言えるのかもしれません。

当時はグラベル走行でのビッグプーリーのリスクを心配していたわけですが。
近年ではワールドカップのシクロクロスでビッグプーリーを採用している選手もいるくらいですから、今となってみてはビッグプーリーにしてもよかったのかなと思っています。

重量以外の性能アップを狙うのであればビッグプーリーにするのが間違い無いですからね。

とはいえ、このフツーサイズであってもSRAMのノーマルで付属してくるプーリーよりも優れているのは間違い無いです。

さらに、これも言われてみないとわからないところ。
キングギドラ号のディープリムホィールの後輪のハブはカンパニョーロの完組ホィール（ニュートロンウルトラ）に使用されていたハブをENVEリムと組み合わせているのですが。

ベアリングはもちろん、CULTに交換しています。

カンパニョーロが誇るハイグレードベアリングシステムであるCULTベアリングも非常にスムースかつロングライフの逸品。

しかし、このカンパニョーロが純正で用意しているCULTベアリングも、フリーボディのベアリングまではその守備範囲ではありません。
ボーラのどんな最上級最高級であってもフリーボディのベアリングはスチールのママなんですね〜。
なので、このフリーボディの２つのカードリッジベアリングはCERAMIC SPEEDのハイグレードセラミックベアリングであるCOATEDに交換してあります。
これで、ハブの全てのベアリングがグリスレスのベアリングという仕様になっています。
これだけすると、後輪だけでも走り出しが滑るようなスムースさでして、自分の自転車なのにそれはそれは感動モノレヴェルです。

そして、今や唯一のレーシングバイクになったと言っても過言ではないシクロクロスマッスィーン。

レースのリザルトはともかく。

レースに使うというわけなので一切の妥協がないパーツ選びにより組まれているという一環でこの自転車にも漏れなくCERAMIC SPEEDの製品が採用されています。

それはプーリー。
チタンプーリーです。
ワイドナローのシングル用で12Tになっており、妥協が許されないので真ん中のベアリングも当たり前のようにハイグレード仕様のCOATEDを採用しました。
おかげでお値段が当時の定価で６マン円也。

もはやプーリーのほうがリアディレイラーよりも高価になっているというわけで、、、。
我ながらかなりアホやなと自嘲してしまうわけですが。
当時、日本にレースしに来ていたGarry Milburn選手がこのプーリーを採用していたのを見てコッソリ真似をしたことが思い出されます。

過去記事を漁ってみると。
初導入は2017年だったようです。

これはすでに５年が経過していることになります。

シクロクロスのレースで使っていますので、時にはドロドロ、ガリガリ、ジャリジャリになってしまうのですが、過酷な環境下で使用しているわりに全然消耗しません。

走行距離が極小なのもあってかギアの歯が減っている（もしくは欠けている）印象は微塵もありませんし、ベアリング自体も相変わらずのく〜るくる。
まだまだ使えそうです。

これが真の高級品ということでしょうか。

６マン円しましたけど、５年で割れば１年あたりでいくとそんなに高くない？

なんならこれから使うことを考えるともっとお得に。

早く交換して使い始めてよかったなとさえ思います。

というわけで、かなりマニアック路線でしたが盆栽屋のCERAMIC SPEEDとの付き合い方もご覧いただきました。

このように色々なカスタムができますのでご興味がございましたらご相談ください。

CERAMIC SPEEDの製品群も、創業時はホィール用のベアリングキットくらいしか選択肢がありませんでしたが。

現在では、ビッグプーリーキット、ボトムブラケット、ジョッキープーリーキットなどなど。

製品ラインナップも豊富になりました。

今回の代理店チェンジにより、盆栽自転車店はCRAMIC SPEED アンバサダー店になりました。

CERAMIC SPEED に関することはいつでもご用命ください。

とりあえず、在庫しているパーツもございます。

よろしくお願いいたします。

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