12Sの使い方

先日のファンデーションAG25は、こちらの自転車に搭載されました。

VYNLのアルミフレームです。

以前まではSRAMのRIVALのコンポーネントで組まれて数年お楽しみいただいた後に、12S化とカーボンホィール導入のご依頼をしていただいたのです。

本来は、MTBのコンポーネントとして用意されている最大52Tのローギアをグラベルロードに搭載できるのです。
これはeTAPならでは。

今回は、11-50Tというギア比のスプロケットを採用していただきました。

これでどんな壁でもスイスイ越えられますねぇ〜なんて。

というわけで、組んでしまえば一瞬なわけですが。
ここにくるまでに紆余曲折がございました。

なんと言っても、とにかく品薄！！
モノが来ません。
SRAMもENVEも、、、。
今回もかなりお待ちいただきました。

そんな中でお待ちいただいている間に、XPLRというグラベルロードにベストマッチしたラインが出てきてしまうし、、。

XPLRは、リアのスプロケットのローギアが44Tを搭載できるカテゴリーになります。

ポジティブに考えると、スプロケットの大きさに応じて、色々と選択肢が増えて豊富になったとも云えます。

まずは通常のリアのローギアが33Tのライン。
そして、ローギアが36Tまでのワイドライン。
さらに、ローギア44Tまであるグラベルロード向けのXPLRライン。

さらにさらに！ローギア52Tまで可能にしてしまうMTB用のスプロケットが搭載できてしまうという。

これらをフロントチェーンリングをダブルにするのか、シングルにするのかで用途が変わりますし、その分だけ選択肢がとても増えます。

先日は、シマノのでデュラエースとアルテグラの発表がなされましたが、あくまでロードバイク用のコンポーネントという枠からは出ていないものでした。

そんなシマノに対して、SRAMは自転車のジャンルとライダーの能力に応じて豊富なパターンを用意しており、これはeTAPのメリットと言えるでしょう。

もはやeTAPグループと言っていいほど選択肢が増えたのです。

そこにリスペクトがあります。

さっそくお乗りいただいてます。

めちゃ気に入りましたと言っていただきました！

こういう静かなグラベルロードを走るとワクワクしますね。
この自転車は、そのワクワクとともにあります。

12Sというのは、11Sからすると、リアのスプロケットのギアが１枚増えただけ。
確かに１枚増えただけなんですけど。
浅いところではそうであっても、深いところではやはり違います。

リアが11枚よりも、リアが12枚あるとフロントシングルギアーにしたときのメリットが莫大に大きくなります。
もしかして、12Sはフロントシングルのためにある？
そう思ってしまっても良いのかもしれません。

なにせ、SRAMの12Sは10Tから始めるスプロケットの組み合わせになるわけですが。
このギアこそフロントシングルで使うときに相応しいのでは？なんて思います。

フロントシングルのシンプルさ、軽さ、そして単純さ。

それの完成度を上げるのはリアの多段化です。

12Sになってさらに完成度がマシマシです。

リア50Tで、激坂もスイスイ。

サウナーでもあるリッチバーボン氏。
ライドで整い、サウナで整い。
充実の週末時間をお楽しみいただいてます。

９月２６日（日曜日）は周年ライドのため臨時休業させていただきます

こころにはいつも自転車とリスペクト盆栽自転車店です

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