盆栽屋仕事録

シクロクロス→グラベルバイクへ

3月1日の湘南シクロクロスもキャンセルになりまして。
2019-2020シーズンも実に静かに幕を閉じました。
自分でレースに出る出ないのは勝手なんですが。
ウッカリ不可抗力によりこうしてシーズンが閉幕ということになるとなんともヤキモキした気分にもなってしまうもんで。
来年はもっとレース出たいな、とか。
いつものシーズン終盤の気持ちになるわけです。
そのためにはもうちょい練習シヨ、というわけでね。


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シクロクロスバイクはほぼレース専用車として使っていた盆栽屋。
しかし、グラベルイベント用に ENVE G23 を投入してから近距離のライドにも乗るようになって使用頻度が格段に上がりました。

40Cの太いタイヤと低い空気圧(1.5Bar程度)が生み出す安心感とサスペンション感覚が最高の乗り味。
オフロードで乗り心地がいいのはもちろんなんですけど、それだけではなくオンロードを軽快に走行することもできてしまうという、まるでオールロードバイクの性能を獲得してしまったのです。
ホィールを換えただけなのに!
もうグラベルロードになってるやん!な1台が思わず完成してしまったんです。

それからというもの、
80kmまではグラベルクロス、100km超はロードレーサーというふうに手持ち自転車の役割分担が完全にできてしまいました。


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シクロクロスのチューブラー期も終了ということで。
これからはしばらくチューブレスのグラベルシーズンになります。

Grinduroも春開催の予定が延期になってしまいましたけれど。
とはいえ、このグラベルクロスバイクの調子良さは春も乗るだろうなということで、このタイミングでメンテナンスを施すことにしました。

実は、盆栽屋のシクロクロスはレバーに慢性的な問題を抱えていたのです。

それはブレーキレバーのブラブラ問題。
もしくはカパカパ問題。
ブレーキレバーを強く引くと、レバーの戻りが悪くてレバーがカパカパしてしまうのです。

それは製品に問題があるんじゃね?ってくらい初期から同じ症状が見られたのですが、メーカーに相談しても抜本的な解決はしないまま何度となく修理でごまかすような感じで3年くらい使用しているところでした。


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というわけで、カパカパ部分の根本治癒を施すべくSRAMからブツを仕入れていたのです。

それはこれ。
SRAMの数少ないスモールパーツのひとつ。
レバー内部のマスターピストンです。


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スモールパーツ表で見ると「1」。
ちなみにeTAPの油圧ブレーキレバーはこの部分が交換できない仕様になっています。
スモールパーツの設定がありませんし、分解できないようになっているそうです。
ただ、そもそも分解する必要もないとかで機械式のようにカパカパ問題も起きにくいみたい。

レバーが分解できて、適時パーツ交換できる機械式と、メンテナンスフリーのeTAP。
どっちがいいんでしょうか?

そりゃ後者のeTAPがいいに決まってるんでしょうけれど。
メンテナンス好きな盆栽屋としては面倒がかかる前者も悪くないか、、、なんて思ってしまったり。
とにかく、機械式のレバーはこの部分を定期的に交換したほうがいいでしょう。
そうしないとブレーキレバーがカパカパになってしまってるはず。
みなさんのレバーはいかがでしょうか?


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というわけでさっそく調子が微妙になっていた左側のレバーから作業しましょう。

よく見たら左でバーが傷だらけ。
まじか〜。
そういや左側に転んだもんなぁって、もう忘れてたんかいって感じですが。


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レバーの部分をこれだけ分解しないとマスターピストンにはアクセスできません。

当初はブレーキレバーがカパカパ状態になってしまったらマスターピストンのグリスアップをしてくださいとのメーカーからの指導に基づき、グリスアップするためにこの作業を繰り返していたわけですが。
ここまでやるんだったらマスターピストン交換したほうが早いんじゃね?となり今に至るわけです。
レバーのブリーディング作業も必須になりますし、作業工程としてはまぁまぁ気合が必要な領域なわけで。


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まぁそんな作業も自分のレバーが不調だったおかげで?何度となくレバーを分解しているうちにかなり短時間で作業を進められるようになりました(当社比)。
レバーが不調なのはアレですが、勉強代と思えばいいものなのかもしれません。


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左が新品。
右が使い古し。

使い古しのほうがスプリングが短く縮んでしまっているのは一目瞭然なところ。
さらに細かい部分でマイナーチェンジしてないか?ヲイ!という感じです。
そんなマイナーチェンジも良くなってるのなら歓迎ということでしょうか。


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ブレーキパッドも半分くらいになってたので交換。
ディスクブレーキはパッドが減っているのかがチェックしずらいのでパッドが減りきった状態で乗ってる方も少なくありません。
こうして交換できるタイミングでパッド交換するのがオススメです。


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せっかくなので純正パッドではなくサードパーティーを試してみましょう。
いまや、リムブレーキのブレーキシューみたいにディスクブレーキのブレーキパッドもいろいろ選べる時代。
とくにSwiss StopはSRAM用のパッドも用途別に豊富に種類があったりします。


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今回はその中からEnduranceモデルをチョイス。
少し使ってみた印象ではしっとりとした効き心地です。
そして、純正のパッドよりもブレーキは効く感じです。
ちょうど癒しライドで急制動する機会があったのですが確実に制動してくれました。


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さて、仕上げにブリーディング。
と思ったら、シフトケーブルも交換。
バーテープも交換。
結局けっこうなメンテナンスを経てリフレッシュして仕上がりました。

おかげで走りがかな〜り良くなってしまいました。
もっと早くやってりゃよかったなと思います。

油圧ブレーキの作業もお気軽にご依頼ください。


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3月のカフェ営業予定
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by bonsai-astn | 2020-03-02 12:00 | 盆栽屋仕事録
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