小さなカスタムのメロディ

わたしのカスタムさせていただいたヘルメットが、KASKのオフィシャルInsatagramアカウントで紹介されました。

このヘルメットが色々なアカウントでリグラムされることにより、存在が波及してInstagramのフォロワー数が一気に100人以上増えてしまいました。
ここ1年近くInstagramのフォロワー数は停滞していたのですが、このヘルメットのおかげでちょっとしたブレイクスルーを達成することができました。


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こちらは日本のUCIシクロクロスレースに参戦するために来日しているGarry Millburn氏のご依頼でわたくし盆栽屋が制作させていただいたものです。
Garry氏のご希望は完全に「オマカセ」でしたので、こちらのアドリブでやらせていただきました。
彼のチームキットに合うようにマットネイビーベースのヘルメットにカラーを追加させていただいたのです。


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ご依頼いただいたご本人に喜んでもらえたのが良かったのはもちろんのことですが。
こうして彼のスポンサーでもあるKASKのオフィシャルアカウントにも紹介していただけたのは予想外でしたけれどリスペクトがあります。

もちろん、
ちゃんとレースでも使ってくださってます。
今週末の関西シクロクロスマキノでもこのヘルメットで走ってくれるはず。
その先に遠征する予定のヨーロッパの各レースでも。
そこにリスペクトがある。


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さて、
そんな小さなカスタムのメロディが起きたなかで。
わたしは感慨深い気持ちになっていました。
「ついにヨーロッパにも認められたか、、、」なんていうのは冗談ですが。

カスタムというか、オリジナリティの追求と言いますか。
既製品をいじってしまうこの手法。
そういった方向性がどちらかというと新しい柔軟なアタマのアメリカブランドのみならず、保守的な印象のあったヨーロッパで、しかも自転車保守大国イタリアのメーカーにある意味では「認められた」気がして嬉しかったのです。

ずいぶん前には、とあるヨーロッパのパーツメーカーのマーケティング担当者が来日した際に、わたしのカスタムしまくっていた自転車を見て眉をひそめていた時もありましたので。
その後、経験するアメリカオーストラリアの自転車世界からのリスペクトとはカスタムに対する反応が正反対だったものですから。

もちろん、個人の好みということもあるでしょうけれど。


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わたしがこうしてヘルメットにとどまらずフレームやパーツなどこうしてカスタムするようになったのはいつ頃だったでしょうか。
10年以上前くらいでしょうか。
当時はまだ実業団のロードレースでも走ってましたから、レース会場ではそれなりに異様を発散していたのではないかと思います。
それもその通りで、改造している自転車やヘルメットを保守的な自転車乗りに見つかってしまうと、「もったいない」とか「ニセモノ!」とよく指をさされていたものでした。
そもそも本物を使っているのに、ニセモノ!ってのがよくわからなかったのですが。


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保守的な自転車乗りからはわたしの行為が許せなかったのかもしれません。

当時のわたしは神聖なるTIMEフレームのオリジナル塗装をサンドペーパーで剥ぎ取りってみたり。
とてもありがたがられているLight Weightホィールのリムに入ったロゴも削り取って使っていたのですから。
もったいないとか、ニセモノとかいう誹りもまたあの時代では仕方なかったのかもしれません。

カスタムは「破壊と再生」です。
その破壊の部分ばかりを保守的なサイクリストの皆さんは気にされていたのかもしれません。
再生という部分はあまり関心がなかったのかも。
言い方が大げさかもしれませんが、当時はまだメーカーの存在が「神」の時代だったのかもしれません。


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カスタムというのは「神」が創造してくださったありがたいものに手をつけるということ。

だからこそカスタムするにはそれなりの動機や衝動または理由が必要なのかもしれません。
特に塗装の場合は基本的に塗り替えになりますから、それらが必要なのはなおさらですね。
製品の元々の価値を失ってしまう危険性もはらんでいるわけです。
カスタムという手法は。


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しかし、
あの頃は保守的なサイクリウトたちにあんなにありがたい存在と崇め奉られていたメーカーが提案するデザインたちは今現在ではどうでしょうか?

あくまで個人的見解ではありますが、
今ではそこまで存在価値が大きくなくなっているのではないかと感じています。

最新モデルが発表されても「欲しいカラーがない!」とお嘆きになるサイクリストも増えました。

TREKのような巨大なメーカーですらもProject Oneのようなパターンオーダーの手法を採用するようになりました。
それを真似たメーカーも今ではかなり増えました。
TIMEもパターンオーダーが可能になりました。

盆栽自転車店でも取り扱いのあるIndependent Fabricationや、VYNL BIKESのようなビルダー系のカスタムフレームの台頭で、カスタムという手段がひろがって徐々に一般的になってきているというのも影響しているのかもしれません。

つまり世の中が、サイクリスト個人個人に合った製品を用意できる時代になりましたし。
カスタマイズが普及されてきたと感じます。

実際に、わたしが今現在いろいろとカスタムしまくっていても「もったいない」とか「ニセモノ」とかいう声は聞こえてこなくなりました。


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そんなカスタムが一般的になってきた今でもメーカーが用意できるレヴェルではやはり限界があります。
そんな限界を突き詰めていくのが盆栽自転車店のスペヒャリテのひとつなのかもしれません。

だって、
例えばチームキットなんかが代表例ですけれど。
やっぱりテイストが揃っていた方が良いじゃないですか。
できればアタマの先からつま先まで。

そういうところからカスタムの楽しみや面白さはスタートしていると思います。


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気に入っている製品に好みの色が無い場合は塗り替える。
チームカラーを強調したい場合は合っている色にカスタムする。
無いものは造る。
そこにリスペクトがあります。

そうしてできた自転車は統一感があり、クリーンで、美しい。
だけど、わかるひとにはわかってしまう特別感に満ち満ちとしています。

もちろんポジションもライダーに合っている。
ジオメトリーもライダーの乗り方に合っている。

そういう完成度の高い自転車をかすたまーのみなさまにご提供することを目指しています。


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「カスタムだけ」のご相談は基本的にお受けしていないのですが。。。

盆栽自転車店であればひとりひとりのサイクリストに合った自転車をポジションからデザインまで提案させていただくことが可能です。
ヘルメットなどのカスタムもご要望がおありでしたら随時お受けしてます。
ヘルメットをご購入の際にご相談ください。


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もちろん、それは費用がかかってしまうでしょうし。
お時間もそれなりにかかってしまうかもしれません。
究極の自転車や究極のホィールやパーツを創りあげるには妥協を許さない場面も出てくるかもしれません。

でも、
ご要望によっては費用も時間もあまり要さないようなソフトカスタムで済むかもしれませんし。
塗装などの長い時間やそれなりの工賃がかかってしまうハードカスタムが必要な場合もあるかもしれません。
そういうことは、カスタム不遇の時代からサイの角のようにただ独りカスタムをし続けてきた盆栽やだからこそご案内できることもあると思います。

自分だけの自転車、自分のサイズや乗り方に合った自転車が欲しいという方からのご相談お待ちしてます。











12月1日(土曜日)はバイクロアに出店するためカフェ営業はお休みとさせていただきます
バイクロアは秋ヶ瀬公園で開催されますのでご参加の方、最寄りの方はカフェのご利用よろしくお願いいたします
自転車店は通常通り営業いたします

12月2日(日曜日)はバイクロア出店とロングライドのため臨時休業とさせていただきます

年内は30日(日曜日)まで営業させていただきます

こころにはいつも自転車とリスペクト盆栽自転車店です
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by bonsai-astn | 2018-11-26 12:00 | 盆栽屋的自転車研究所
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