ハロー、Independent Fabrication。 Independent Fabricationはアメリカはニューハンプシャーにあるハンドメイドフレーム専門のメーカー。 ハンドメイドバイクのムーブメントが大きくなって来る初期の頃から業界を牽引してきた老舗のメーカーです。 ファクトリーとして稼働しているので従業員も多く、個人で経営しているような小規模のビルダーにくらべると納期なども(比較的)しっかりしており信頼が持てます。 モデルラインナップには、ロード、シクロクロス、MTBと多岐にわたり。 そのすべてがフルオーダーフレーム。 ストックフレーム(作り置き)は基本的にいっさいありません。 さらに、素材も自転車フレームをつくる主要な素材としてはアルミ以外のすべてから選ぶ事ができる稀なメーカーになります。 塗装も外注ではなく、自社の同じ建物内にある塗装ブースで専門のペインターが1本1本丁寧に仕上げています。 このたび盆栽自転車店にてダイレクトオーダーがはじまりましたので価格もあらたに設定させていただきました。 主要なモデルラインナップを御紹介しましょう。 ![]() まずはもっともベーシックなSteel Crown Jewel。 盆栽自転車店でも多くの方にオーダーしていただいてますモデル。 スチールのフレームに、カーボン製(ENVE)のフォークか、オリジナルのスチールフォークをお選び頂けます。 もちろん、このフレームからフルオーダーが可能です。 価格は298,000円〜。 すべてのモデルに共通することですが、塗装の仕様やカスタムの程度によって追加料金が発生します。 このモデルの場合、IFフレームの特徴でもあるシルバー製ヘッドバッヂは追加料金になります。 ![]() そして、スチールフレームのシクロクロスSteel Planet-X。 盆栽屋もレースクロスとして愛用するこの1本。 こちらもお値段はロードと同じになりますが。 このお値段はカンチブレーキ仕様のお値段であり、カンチブレーキ用のENVEフォークが販売されていない現在ですと、あまり現実味の無い価格になります。 もちろん、スチールフォークでよければこのお値段がベースになります。 個人的にオススメしてますディスクブレーキ仕様になるとスペシャルなフォークやドロップアウトなどの追加料金(60,000円程度)が必要になります。 ![]() スチール以外の素材もおまかせください。 Independent Fabricationには自転車フレームとしては新素材のステンレスのフレームを造ることができます。 それがステンレス製のロードレーサーSSR。 スチールとは違ってサビに強いステンレスなので、チタンと同様に生地を出した仕上が可能です。 比較的酔狂なフレームですが盆栽自転車店では多くのカスタマーのみなさまのオーダーをいただきました。 スチールよりはパイプの径が太いものの、直線的なフレームチュービングでチタンよりも見た目がスッキリ、そしてスチールよりも軽量に仕上がるのもポイント。 このフレームは、506,000円〜からオーダーしていただくことが可能です。 シルバー製のヘッドバッヂは標準装備しています。 ![]() わたしのSSRは長距離クルージングバイクとして設計してもらいました。 おかげでフロントセンターが驚く程長く、安定感に優れ、長距離巡航性能が高いです。 しなやかな乗り味がありつつも、スチールほど軟らか過ぎないのもポイントです。 乗り味、価格、プレミア感、素材が劣化しにくいなど、そういうバランスを見て個人的に最もオススメなのがコチラのステンレスです。 ![]() さて、このあたりから酔狂領域に突入します。 ハンドメードフレームの究極のカスタムモデルを目指したアイエフの回答が Ti Factory Lightweight。 フレームの塗装パターンはシマシマ模様というかブロック状の塗り分けという決まった2色パターンのデザインしか許されないのですが、そのおかげでこの塗り分け料金は無料! しかも、オーバーサイズヘッドチューブ、オーバーサイズボトムブラケット、カーボンシートチューブ、チタン製のシートマスト、このフレームのためだけに製作された肉抜きされモデル名の刻印まで刻まれたリアのドロップアウトなどほんとうにスペヒャルな仕様になっています。 通常これだけのカスタム要素をフレームに盛り込むととんでもない追加料金になってしまうのですが、このフレームは全部込みのお値段なのでかえってお買い得とさえ言えるのです。 コチラのフレームは、648,000円〜。 ![]() わたしもこのフレームを持ってますがとても良く走るレーシングフレームと言えます。 アルミフレームかと思う程の太いダウンチューブ。 かなりの剛性感があります。 はじめ堅過ぎて慣れるまでに時間がかかりました、まさにじゃじゃ馬! チタン製のシートマストに、これまたスペヒャルなアルミ削り出しのシートクランプ。 このモデルだけ唯一のISP仕様なのもこのフレームをとても個性的な存在にしています。 単なる自転車のフレームを越えた工芸品のような趣きもある作品のような所有感があると思います。 ![]() ぜひともオススメしたいカラーリングです。 ![]() アイエフにはカーボンフレームもあります。 それが、Corvid。 フルオーダーのカーボンフレームなんて他のメーカー、ブランドではあまり聞きません。 アメリカでもArgonaut Cyclesくらい?日本だと知られてる工房が2つくらい?でしょうか。 そのなかでもここまで洗練された雰囲気の手作りのカーボンフレームってそうそうないかと。 そんな、Corvidは、718,000円〜。 ![]() このフレームに使用されるカーボンパイプとカーボンラグはなんとENVE製。 そこにリスペクトがある。 特注のカーボンラグはなんと1°から角度調整が可能だそうで。 フルオーダーに対応したフルカーボンラグ仕様のフルカーボンフレームという極めて酔狂な存在なのです。 ![]() ![]() 最後に御紹介しますのがアイエフのモデルラインナップのなかでも最上位のフラッグシップに位置するモデルXSです。 名前はXSですが価格はそんなことなくて、779,000円〜。 まさにフラッグシップにふさわしい仕様です。 カーボンパイプにスペヒャルな王冠デザインのカットが施されたチタンラグ。 パイプでは、チェーンステーとヘッドチューブがチタンになります。 ![]() XSはその見た目からしてラグジュアリー。 高級車のなかでもマッスルでストイックなスーパーカーではなく、Bentleyのような装飾的な高級車の雰囲気があります。 乗り味もまさにラグジュアリーなんだとか(聞いたハナシ)。 ![]() Independent Fabricationのフレームには、Steel製のフレーム以外はすべて生涯補償が付いてきます。 そして、すべてのフレームの塗装の塗り替えや修理を承ることが可能です。 これがハンドメードの魅力のひとつです。 塗装のデザインを考えたり、今まで考えた事もないフレームのジオメトリーのことを思いめぐらすのは、ときに大変な作業ですが、別の意味ではカスタムフレームを購入する愉しみとも言えます。 デザイン、ジオメトリー、素材、コンポーネント専用のフレーム。 このなかでなにかひとつの要素でも現状の自転車に不満や問題があって、それを改善できる可能性がアイエフにあれば、そのオーダーしていただいた自転車はきっと有意義なモノになるでしょう。 自分だけの自転車、自分のためだけの自転車が欲しい、そんな自転車を創造できるのがIndependent Fabricationの魅力です。 ![]() ※上記価格はすべて2018年2月15日現在の価格です。為替の急激な上昇によっては予告無く価格を変更することがございます。 ※フルオーダーフレームは詳細なミーティングのうえでフレームの詳細を決定していく商品になります。メールや電話でのお問い合わせにはあまり向いていません。直接店頭までご来店していただきましてお問い合わせしていただきますようよろしくお願いいたします。 こころにはいつも自転車とリスペクト 盆栽自転車店です ■住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8 1F ■OPEN ~ CLOSE 08:30〜17:00 Cafe(Weekday) 10:00〜17:00 Cafe(Saturday & Sunday) 13:00〜21:00 Cycle Works ■Wednesday is every closing ■AD 151-0051 4-11-8 Sendagaya Shibuya Tokyo ■WebShop https://bonsaicycleworks.com/ .
by bonsai-astn
| 2017-09-25 12:00
| Indyfab
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