こんな時代にSRAMはどうだ?

とあるカスタマーの方からSRAMへの組み替え作業を承りました。
元々はCampagnoloのSuper Recordで組まれていた自転車でしたが、乗り手の思うところがあり、SRAMのForceに組み替えという事になりました。
そこで組み替えに至った理由は何なのか?
そんな野暮なことはオトナですからあえて聞く事はないのです。
ただなにかしらのリスペクトがあってオーダーしていただいたのは確かなのであります。
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シマノとのコンパチになっているSRAMですが。
11Sになってカンパニョーロともコンパチ風味になりました。
ですので、今回はチェーンとスプロケットはそのまま。
ホィールのフリーボディを交換することもありません。
クランクはROTORでさらに楕円ギア。
このクランクセットは元々付いていたものですが、楕円ギアはカンパニョーロの環境で使うよりもSRAMのほうが相性が良いと言えます。
こういう組み方はメーカーとしては良しとしないところだと思いますが、カスタムも自転車の楽しみのひとつという方や資源の有効活用という方にはアリだと思います。
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SRAMといえば、Redという最高グレードが存在していおり、このForceは次点のグレード。
Redと同じく11Sに対応しており、レバーの形状もいっしょ。
名前通りにRedの赤い化粧がはいったRedのルックスよりも、見た目はForceのほうがシックで落ち着いているということで、黒い自転車や赤を活かす必要の無い自転車の場合はショーモデルでこのForceが採用されている場合が少なくありません。
さらにはコストパフォーマンスも良く、そのお値段はRedの約半分。
シマノでは機械式のデュラエース、カンパニョーロではコーラスよりも少し安いという存在感なのです。
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コンポーネントの選択肢はすこし前というとカンパニョーロとシマノだけでした。
そこにSRAMが加わって3つのブランドから選ぶ事ができるようになりましたが、基本的には非常に限られた3つのなかから選んでいただく事になってしまいます。
こんな時代ですから。
コストパフォーマンスに基本性能を考えるとシマノがダントツのオススメになります。
アルテグラの電動間違いナシというわけなんです。
でもね、それじゃあツマラナイと言いますか、ロードレーサーという限定されたジャンルにあってもいろいろな自転車との向き合い方や付き合い方があるなかで、じゃあ自分はコレとなったときに、いろいろ選べたほうがうれしいに決まっています。
ですから、ほかの2つが存在しているわけですが。
そういうわけで、こんな時代にSRAMという選択はアリだと思いますよ。
デビューモデルまら時間を経過していろいろな経験値を得たのか。
11Sになってレバーも良くなりましたし、基本性能は向上していると思います。
軽さだけがウリのコンポーネントから一皮むけた印象です。
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とはいえ、こんな時代にSRAMを使うなんて酔狂極まるところなのでしょう。
さいわいなことにわたしのまわりには酔狂なSRAM人たちのみなさまがいらっしゃいます。
ヒトによっては謎のコンポーネントと言ってもいいかもしれない存在のSRAM。
そのSRAMがなぜリスペクトされているのか。
そもそもそこにリスペクトされているのか。
そういった謎をSRAM人を捕獲してはインタビューして検証していければと思っています。
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by bonsai-astn | 2014-02-25 12:00 | 逸品御紹介
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