Rapha Prestige Kujuを走る男

寝ても覚めてもPrestige。
前日入りの興奮。
段取りと都合の噛み合わせの悪さで。
行き違い、すれ違い、スピードは超過。
ホークス延長線の12回裏までしっかりローカル観戦して寝床についたけれど。
眼が冴えて眠れない。
あぁ、これは晩ご飯のツマミで大量に摂取した馬刺のせいだ。
きっとそうだ。
あとでネットで調べてみるか、と思って後日調べてみたら「馬刺 寝付き」で有力なエントリーは見つからなかった。
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わたしは準備をした。
それはかつてないほど壮大なモノだ。
機材は3人が盆栽自転車店が日本で唯一取り扱うVYNL Bikesで揃えてくれた。
しかも、盆栽自転車店スペヒャルカラー。
リスペクトがある。
もちろん、彼らの意志だよ。
一応、念を押しときますとね。
フレームに合わせてENVEのステムとメーターマウントを塗装屋さんで特別に塗ってもらって前々日に受け取ってクリハラは当日朝にステム交換。
ラッキーモーは前日に装備、ヨシダにいたってはイベントがシェイクダウンということに。
そして、今回、オーストラリアのサイクルアパレルブランドの〝MAAP〟が特別にチームキットを製作してくれたおかげで我々はかつてないほどのハイパフォーマンスなカスタムウェアーで走る事ができるようになった。
さらに、チーム員のヘルメットはすべてわたしがカスタムを施したし。
靴下からグローブまで揃えて。
自転車もENVEのホィール。
タイヤは丈夫で信頼性抜群のパナレーサーのDタイプで揃えて。
クリハラ参謀が京都のときに製作したRadar XLを装備しているのも見逃さなかった。
あとは外見じゃなくて中身の気持ちを揃えることくらい?
えぇっと、それはもう聞かなくても揃っているよね。
そこにリスペクトがある。
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わたしは準備を続けた。
1週間前に発表されたルートマップを穴が開くほど見続けた。
それは135kmで3000mの獲得標高。
ほとんどがアップダウンで形成されたルート。
途中に謎のカーブや遠回りなんかも見つけたのだけど、これはきっとコースディレクターの丹野氏による意図がなにかあるのだろうと思って当日を楽しみにすることをした。
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前回の京都のときにはあまりそういう事前情報をくまなく調べるということはしなかったものの。
今回はチェックポイントの距離も暗記していたし、どのへんにあるのかも目星をつけておいたし、山の数はどれくらいとかとにかくわかる範囲で推察と考察を重ねて本番に臨んだ。
それは昨年開催されたPrestige Kamikatsuで多くのチームが完走できずにリタイヤになったことで警戒心が強くなったせい。
とにかく何があるかわからない。
なにせ走った事がほとんどないルート。
わかることは出来る限り調べて本番に臨むべきでは。
それくらい完走できるか心配だった。
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はて?
そこまでしたところになにがあるんでしょう。
Rapha Prestigeはレースではない。
純粋な走行イベントである。
だから賞金とか表彰も無い。
順位もつけないし、残らない。
各々のチームが用意されたルートを各々のチームの志向と趣向で制限時間内で走り楽しむ。
わたしはそう理解している。
そして、Prestigeの和訳は、威信、名声、信望らしいから。
わたしたちはそれを得る、少しでも近づくために走った。
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結果的に最終スタートで一番目にゴールしたわけだけど。
それには関心が無い。
くどいようだが、レースではない。
ライドの途中でどれだけ頑張れたのか。
どんなフィールドだったか。
上りもあれば、下りもある。
似ている道はあっても。
同じ道は通らない。
折り返しすらもちろん無い。
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ジェットコースターのような下り。
限界になりそうなくらいにキツかった上り。
ミドリの匂い、温泉の硫黄。
最高の天気。
風の強弱。
恐怖にも感じたプロペラの音。
溢れ出した小川の水でカーボンリムを冷ます。
走るにはスピードだけではないなにか。
上手さ?小手先のテクニック?
コースを知る事、感じる事。
五感を研ぎすませて。
ときには六感も動員させる。
我々にしか見えなかった世界や景色があったと思うし。
その見えた世界と景色は各々のチームで違ったはず。
そこにリスペクトがある。
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無事に目標の完走を達成できてうれしかった。
誰もケガしなかったことも良かった。
今回のPrestigeを走らせてもらってチームの完成度が京都の頃に比べると段違いに良くなっていると自分で言っちゃいたいし、これからもそれ以上を目指していきたい。
そういう意味では我々はPrestigeを獲得することができたのかもしれない。
そのPrestigeがなにかは我らのこゝろにそっと閉まっておくとしよう。
サイの角のようにただ独り歩め。


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翌日。
主に高校時代と東京に来てから仲良くしてくれてた友人の披露宴にお呼ばれされてたので盆栽屋はそっちに。
残りのメンツは盆栽屋がテキトーに引いた山岳コースでリカバリーライドに。
ウッカリ、インフラが微妙な整備状態だったみたいで道が寸断されておりかなりアドベンチャーだったみたい。
さらに飛行機の時間もあったのでけっこう焦ったみたい。
みんなには悪い事しちゃったなぁ〜。
でもおかげで自分が走らずしてルートを詮索することができた。
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披露宴のあと、時間があったのでRaphaのPop Up Fukuokaにもお邪魔してきた。
Pop Up Fukuokaはもうあと2週間くらいでなくなってしまうけれど。
その後も福岡の自転車シーンがいい感じで盛り上がってくれることを願わずにはいられない盆栽屋。
6月にもちょっとお邪魔すると思います。
ヨロシク〜







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by bonsai-astn | 2017-04-22 06:58 | TEAM BONSAI 活動記録
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