BONSAI x ENVE 盆栽屋の場合

BONSAIxENVEを組みました。

盆栽屋の新たなENVEはロープロファイルカーボンクリンチャー。
SMART SYSTEMの2.2。
発表からいまや遅しと待っていたところ。
この春に待望の入荷を果たしました。
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■リム:ENVE SES 2.2 WO
■ハブ:ChrisKing R45 Turquoise
■スポーク:SAPIM CX-RAY

□組み方:前ラジアル 後両方クロス
□デカール:ホワイト&ラバーズブルー
□タイヤ:パナレーサー タイプL
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SES2.2はENVEの最新リムです。
チューブラーは去年のツールがデビューだったと記憶していますが。
クリンチャーもようやく発売されました。
25mmのリムハイトで高さの低いロープロファイルリムですが。
新しい2.2はリムが他のSmart Systemにならってワイド化。
リム幅が27mmになりました。
これによってさらに高い剛性になったのと、低いリムにもかかわらずエアロ効果も期待できるのです。
そこにリスペクトがある。
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SES2.2だけリムのブレーキ面に特殊な加工が。
ただでさえブレーキが効くという評判のリムにこの加工がなされたことでさらに確実な制動へと前進をしているのです。
もちろん、デカールはチェンジ。
これがBONSAI x ENVE。
リムハイトは低くてもSMART SYSTEM。
SESのロゴが入ります。
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今回になってブレーキシューもモデルチェンジ?していました。
このブレーキ面になりますから、黒いシューじゃないとブレーキ面に色が残ってしまうという配慮もあると思いますが、かなりソフトなブレーキシューになりました。
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さらにさらに。
2.2はチューブレスにも対応。
というわけでチューブレス用のリムテープとバルブも付属してくるのです。
他のリムよりは背が低いけれど。
付属品はたくさん付いてきます。
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ENVEにしてからホィール重量を気にならなくなりましたけど今回ちょっと調べてみました。
リム重量はカタログ4oogで、実測は42og程度。
5%の誤差というところでしょうか。
Chris KingハブでスポークはCX-Rayで組んでみると。
フロントが628g、リアが771g、合計1399gになりました。
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せっかくなので、他社製のローハイトカーボンのクリンチャーホィールと重量だけで比較してみましょう。
Campagnolo Hyperon Ultra Clincher F58og R765g 計1345g
Campagnolo Hyperon One Clincher F615g R765g 計138og
Shimano WH-9000 C24 CL F6o1g R834g 計1435g
Mavic Ksylium Pro Carbon SL Clincher 計139og
Zipp 202 Firecrest Clincher F635g R815g 計145og
Fulcrum Racing Zero Carbon 計1358g
※すべてカタログ値

シマノとMAVICは構造的にフルカーボンリムではありませんが。
重量的にはどれも同じくらいに感じられます。
135og以上で145og以下に揃っています。
値段としてはシマノが圧倒的に安くて10万円台。
MAVICからいきなり30万円台に。
ENVEはそれよりは高価ですがZippと同じくらいの35万円ほど。
とはいえハブがChrisKingのENVE。
高級感と趣味性で圧倒的にENVEのほうがコストパフォーマンスが高いかと思いますが、感じ方はいろいろあると思います。
Campagnoloがもっとも高価なのですが、クリンチャーってカタログ落ち?してるんですね。。。
調べながら思ったのは、もしかしたらどれも不人気モデル?ってこと。
地味なローハイトリムで重くなるクリンチャーだからでしょうか。
軽量さを狙うカーボンのローハイトリムであればチューブラーという答えになるでしょうし。
そもそもローハイトリムが人気ないし。
なんてニッチな比較なのでしょうか。
そう自分でも思いましたけど、普段使いが容易なクリンチャーで軽快に走るローハイトリム。
個人的には大好きなんですけどねぇ〜。
世間的にはスーパーニッチな選択肢になってしまうんでしょうねぇ
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さっそく乗ってます。
個人的にロープロファイルのカーボンリムは好きで。
カンパニョーロのハイペロンはチューブラーにクリンチャー。
ENVEは1.25を普段から使いまくってました。
カンパニョーロから比べると、ENVEは剛性が高く確実に廻るのと、ブレーキによるリムの減りが極めて少ないと言えました。
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一見すると地味に見えるロープロファイルカーボン。
モデル的に存在しないブランドもあったりしますが。
存在しているブランドでも目立つのはやっぱりハデなエアロでリムハイトがあるモデル。
カンパニョーロでもBORAよりもハイペロンが売れているなんて聞きませんし。
ハイペロンのオーナーに出会うことがまず稀です。
ロープロファイルのリムのほうが扱いやすさでエアロリムよりも優れるのは間違い無いところなのですが。
基本的な構造として剛性がエアロリムよりも低くなってしまう傾向にあるので、ダメなリムのホィールは走らないホィールになってしまうこともありました。
しかし、ENVEは違います。
リムハイトが低いにもかかわらず高い剛性感だったClassicの1.25。
それでもじゅうぶんに良かったのですが2.2でも着実に進化を遂げています。
リム幅が広がってトレンドを抑えただけみたいなことにはなっていません。
リム幅がひろがることでさらに剛性感が増しており、自転車を走らせているときに伝わるホィールがまわっている様子が確実に硬いまあるいモノがまわっている感じがするのです。
そこにリスペクトがある。



☆ENVEよもやま話☆

昨年からヨーロッパのプロチームでも使われているENVEのリム。
関係者から漏れ聞いたことによると。
ENVEのリムはほんとうに壊れないと評判なのだとか。
昨年も北のクラシックレースで石畳をこなしたENVE。
年間で壊れるのは1-2本なんだそうです。
それはプロチームの世界では驚異的な数字なんだそうです。
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プロの乗り方が上手なのは間違いないわけですが。
使われている環境は日本のキレイな路面よりもはるかに過酷と言えます。
その過酷な環境のなかでもほとんど壊れない頑丈なリム。
ENVEホィールは安心して普段からお使い頂けるホィールなのです。
そこにリスペクトがある。
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3月12日(土曜日)は東京エンデューロにカフェ出店のため
自転車営業のみとさせていただきます
15時頃のオープン予定です


こころにはいつも自転車とリスペクト
盆栽自転車店です

■住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8 1F
■OPEN ~ CLOSE
08:30〜17:00 Cafe(Weekday) 
10:00〜17:00 Cafe(Saturday & Sunday)
13:00〜21:00 Cycle Works
■Wednesday is every closing
■AD 151-0051 4-11-8 Sendagaya Shibuya Tokyo
■WebShop http://bonsaicycleworks.com/


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by bonsai-astn | 2016-03-08 12:00 | BONSAI x ENVE
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