逸品御紹介 フロントシングルギアのCX

今シーズンからの機材変更にCXバイクのフロントのチェーンリングを1枚にしたことも大きな変更点でした。
フロント変速のわずらわしさから解放された。
そう言ってしまえは月並みな感想なわけですが。
シクロクロスのレースに出ていて。
「フロントギアが2枚ある必要はないのではないか」
と感じているヒトは少なくないはず。
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はじめはキワモノ的存在だったシングル機材も。
MTBのノウハウを多分に汲み入れ成熟してきています。
おかげで、チェーン落ちなどのトラブルを心配することなく集中してレースに臨むことができるようになりました。
ただし、それは完璧なセッティングを施された自転車のみ。
中途半端にシングル機材を組み込むとフロントのチェーン落ちリスクは低下するどころか、高まることになるでしょう。
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ポイント①
まずはキモのフロントチェーンリング。
Narrow Wideのチェーンリングを使用しましょう。
フロントチェーンリングの歯先形状に工夫してあるチェーンリングです。
細い部分と太い部分が交互にあり、それがチェーンの穴に見事にハマります。
下の画像がわかりやすいと思います。
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これでガッチリとチェーンがチェーンリングにハマるのでシングル化に移行できるというわけです。
これでフロント変速の操作から解放されて。
フロントディレイラー、ワイヤー類、レバーからはメカ部分を抜き取ればなかなかの軽量化が可能になります。
自転車もスッキリとした外観になるでしょう。

「でもこれだけでは足りない」
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そこでポイント②
ダブル用のリアディレーラーはシングル使用には張力が弱い場合が少なくなく。
そのままではなにかの拍子にチェーン落ちをすることになるでしょう。
リアディレーラーによっては組み替えでバネ張力を調整することもできますが。
そうしたところで、このシングル専用のリアディレーラーの前では歴然とした性能差に沈黙するしかないでしょう。
それくらいこのSRAMのリアメカは強力な張力を発揮します。
もはやチェーンの張りが強過ぎて、それが抵抗になってやしないかと思える程に強い。
このリアディレーラーはプーリーもNarrow Wideになっているのもポイント。
そこまでの専用設計を施されたなかなか凝った造りなんです。
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下の画像は先々週の関西クロスを走ったSpeedVagen Family Racing所属の濱選手のフロントチェーンリングまわり。
これだけ泥や草が堆積してしまったチェーンリングでも、チェーンが外れないのは張力が高いリアディレーラーによるところが大きいと思われます。
フロントチェーンリングにリアディレーラー。

「でもこれだけでは足りない」

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そこでポイント③
フロントシングル機材にはなぜかクランクまで専用品が存在しています。
なかにはラベル違いなだけと思われている方も少なくないのですが。
ちゃんと設計が違います。
チェーンリングを留めるアームの位置がフロントシングルで使用するのにちょうど良い位置に位置しているのです。
ダブル用のクランクと比較すると、アウター位置とインナー位置のちょうど真ん中あたり。
これでチェーンがスプロケットのどの位置に変速しても無理のないチェーンラインを実現することができるということなんですね。
ダブル用のクランクのままNarrow Wideのチェーンリングを使用すると、おそらくチェーンとチェーンリングの偏摩耗を招いてチェーン切れのリスクを高めるのではないかと思います。
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シングル専用のクランクはSRAMとROTORがあります。
個人的には新しく登場してきたROTORのクランクほうが質感と機能に優れるのでオススメです。
フロントのチェーンリングを固定する5ピンのネジ受けが5アームにネジ切ってあるので固定にはオスネジが5本あればオッケー。
オス、メス、ワッシャーが必要なSRAMよりもこの点に優れます。
レース当日に試走してみてチェーンリング交換を気軽に行うという点でも小さくないハンデになるのではないでしょうか。
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シクロクロスのトルクフルな走りにマッチした楕円リングもありますし。
真円のギアもあります。
歯数は38Tから設定されています。
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Narrow Wideのチェーンリング。
専用のリアディレーラー。
専用のクランク。

「これで完璧なセッティング」

この3種の神器を組み込んでいるカスタマーや仲間のみなさんからはトラブルの声を聞きません。
③は最低無くでもまぁまぁ機能しているようですが。
①と②は先ず必須ではないかと。
でも、レース会場で見ていると、①だけのヒトって少なくないですよね。

さて、ここからは応用編。

SRAMの1xのディレイラーに交換した場合。
このディレーラーはミディアムケージになります。
というわけで、32Tのローギアまで対応するというわけなんです。
今年のCross Vegasを走ったJ-POWの自転車にもかなりのビッグギアが搭載されていました。
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もちろん、J-POWの場合はフロントのチェーンリングも42Tとか、44Tと巨大なモノが装備されているわけですが。
このワイドレシオ化の恩恵を享受しないテはないのではないかと思います。
プロのセッティングが別世界のモノではなく。
身近に活用できるのではないかという好例ですね。
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フロントのシングル化。
オススメですよ。
無駄なものは省くという哲学はスポーツ自転車の理想に沿うものですね。
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by bonsai-astn | 2015-11-17 12:00 | 逸品御紹介
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