ミーミーミーになる男

社員旅行とは名ばかりで。
実家の福岡に帰省をしていたの。
少しばかり臨時休業。
そこで、社員旅行というのがあながち「名ばかり」でないことを気付かされる。
変わった景色。
色の違う電車。
そもそも飛行場も福岡から出たときとは建物が違い。
家に入れば他人の臭いがたちこめ。
自分にあてがわれた部屋に入ればコンセントを探す始末。
齢三十五を目前にして。
十八に出た福岡。
そろそろ福岡の時間のほうが短くなりつつあるということに遠くを見て。
そして遠くの景色はわからない。
自転車乗りで居た時間が無い福岡だから。
知らない景色のほうが多いのかもしれない。
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自転車を持ち帰り。
乗るつもりだ。
サイの角のようにただ独りでも。
けれどもね、ラッキーなことに仲間に恵まれた。
丹野氏と後藤氏。
わざわざ休みをとってぼくの日程に合わせてくれたよ。
Raphaのアンバサダーに就任した丹野氏。
RCCのレースチームに移籍した後藤氏。
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丹野氏はこの日のためにコースも引いてくれた。
アドベンチャー心と、トレーニング欲求を満たす目的だそうだ。
言うまでもない。
信頼しきっている。
あとはオマカセ。
でもまかせっきりではない。
先頭交代はみんなで廻すし。
道がわからないから前に出ないとか。
自信が無いから後ろに引っ込むとか。
無い。
そこにリスペクトがある。
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海辺に来たかと思ったら。
松林に入り。
今度は竹林のなかを駆け抜ける。
ローカルサイクリストは何度も通っているのか下りがメチャ早いけれど。
よっぽどの自信が無い限り合わせないほうがいい。
ぼくは慎重に下ったよ。
競っているわけではないのだから。
そうしてトラブルを未然に防ぐ。
そこにリスペクトがある。
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台風一過の絶好の気候のなか。
しばらく走れば眺望の良いひらけた丘に。
下って昼ご飯は地元の食堂。
バイキングだけど、全部が素朴で美味しい料理。
最高のゴハン。
止まらない会話。
食事を終えて出ると後藤氏の後輪がパンク。
チューブラーの修理を見守って再出発。
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しばらく走ってコンビニでアイス休憩。
イートインがあったおかげでここでもまったり。
実はこのあとのライド後に焼き鳥屋で宴席も設けてあったので話し過ぎではないかと思ったんだけど。
結局は終電まで要件があったのでそんなことはなかったらしい。
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しかし、どうして。
こんなに話したのか。
真面目なぼくらにはわかる。
基本的に自転車愛に関することしか話してないことを記憶してる。
ぼくはこんな仲間を持つ事ができてラッキーだとつくづく思う。
チームメートに関しても、顧客筋に関してもそうなんだけど。
単純に自転車趣味の友達というよりは。
自転車への情熱を共有できる仲間という存在がうれしい。
そこにリスペクトがある。
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by bonsai-astn | 2015-05-13 08:00 | TEAM BONSAI 活動記録
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