Gentlemanの男

レースに出る。
ときに誘われるときもある。
誘われれば断る盆栽屋ナシ。
しかし、リスペクトの盆栽チーム員のみなさんは都合がつかず。
オトナのチームだから。
其れは仕方ないにせよ。
なんということだ。
誘われたレースには出られない。
なにせ。
今回のレース。
5人ひと組のジェントルマン。
つまり、Gentlemen's Race。
そこにリスペクトがある。
e0154650_19465877.jpg
諦めかけていた出場。
けれども、救いの神が居て。
リスペクト。
RaphaとBONSAIカスタマーのシンクロするみなさんに集まっていただいて〝ASTN BONSAI Gentleman〟チームを結成。
約束の朝を迎えることができたわけ。
約束の朝には総勢13チームのGentlemen。
お揃いのジャージはSeersucker。
リスペクトがある。
e0154650_19523648.jpg
集った男たち。
集うリスペクト。
野辺山がスタート。
スタートは3番手。
これは希望により。
なにせ無欲。
レースというが。
5人が無事に生きて帰ることがテェーマ。
そうさ。
笑いながら。
活きていればなおさら。
いつもは何を思って自転車をこいでいるのだろう。
今日の気分はとにかく。
其れは旅。
限りなく冒険旅行というジャンルに近い。
そんな旅のはじまりは旅人を見送る朝のまぶしすぎる陽光とともに。
e0154650_1947924.jpg
旅人か。
冒険家か。
其れがどちらにせよ。
待ち受ける道は険しい。
見知らぬ道だが。
どうやら、険しい。
らしい。
140kmで4,000mの獲得標高。
最大のヤマ場はちょうど中間にある大弛峠。
未舗装路10kmの上り。
未舗装。
土を固めた道ならまだしも。
ここはジャガイモサイズの石やそれ以上の岩がゴロゴロとしている。
e0154650_19471659.jpg
スタートが3番手だった影響もあり。
ここまで来るのに前を走るチームは居ない。
静かな峠道を
延々と先頭で。
サイの角のようにただ独り走る。
道は荒れている。
けれども、できるだけ荒れていない道を。
石ころだけれど固められて進めそうな道を選ぶ。
もう20cm先の人生しか見えない。
下ばかりを向いて走るのか。
否。
もうすこし先に視野をひろげて。
先を見極めろ。
石と石の頂点をつなぎ。
忍者のように。
飛ぶように走れ。
すると、調子づく。
案外スピードが出る。
うれしくなる。
リズムに乗るが。
しかし、長続きはしない。
後輪のパンク。
再度のパンクをしないためにも落ち着いて修理を。
そして、この先は慎重に登ろう。
e0154650_19472184.jpg
初めて走る峠なんて。
いつもだいたいこんなもん。
苦悶の表情。
荒れる息に。
震える筋肉。
まだ続くのか?
そう思ったころにピークを迎える。
Gentlemanペースで登ったそれまでの峠とは違い。
大弛峠では駆けた。
けれども。
パンクに標高を間違えて、いまいち不完全燃焼。
だから次の峠はすぐに賭けに出た。
つまり駆けたわけだな。
山小屋のカレーは燃料である。
固形燃料。
ハイオクのガソリン。
ともするとこの走り。
Gentlemen's Raceの趣旨には合わないのかもしれない。
なにせチームメートを置き去りにして。
でも、ここだけは。
ここの坂だけは。
Gentlemanではなくなった盆栽屋。
KOMに向けてまっしぐら。
とはいえ初めての峠はやはりペースをつくるのすら危うい。
タレる寸前、あきらめるのは簡単。
やはりここだけは振り絞る。
結果はどうだ…。
さて、どうでしょう
e0154650_19472453.jpg
冒険旅行は後半に差し掛かり。
道は険しさを失うことを知らない。
大弛峠よりも険しい道は無いということだけが共通認識。
もういくつの峠を越えてきたのだろうか。
これからいくつの峠を越えるのだろう。
青色吐息。
吐く息は白い。
雨が降ってきた。
けれども、心強いことに我がチーム。
唯一試走しているIchifuru氏が居てくれたおかげで。
わたしたちの前にはヒカリが。
雨天、知らぬ道を照らすサーチライト。
あともう少し。
止まない雨は無いのだから。
e0154650_19472787.jpg
最終の三沢峠を越えれば。
あとは下るだけだ。
日本最高地点にある駅。
標高は1300m付近。
野辺山沿いの線路。
横の道走るのは〝ASTN BONSAI Gentleman〟のプロトン。
このときは数分差で後続のチームが迫っていることは知らず。
笑顔のプロトン。
完走の喜びを味わおう。
5人揃っている。
間違いない。
成績は3位。
ハンディキャップ無しで4位。
無欲のわりには意外とヨカッタ成績。
Ichifuru氏。
Sawa氏。
Horio氏。
Sugiyama氏。
これもチーム力。
リスペクトがある。
e0154650_19473339.jpg
走ったあとはみんなでBBQ。
主催者、ボランティアのみなさま。
最高に楽しいイベントをありがとうございました。
次回はどこを走るのか?
旅人の旅は終わらない。
冒険家の冒険旅行は終わることを知らない。
楽しみです。
そこにリスペクトがある。


チームメート Ichifuru氏のPhotoSTREAM ☞ http://www.flickr.com/photos/14858597@N04/7906275138/in/set-72157631350487464/

盆栽屋の走行データ(STRAVA)ボタンの押し忘れで前半が抜けてます ☞ http://app.strava.com/rides/20545374


♢番外編 今回使用した機材♢

通常仕様のSTEALTH BONSAIにホィールだけスペシャルなものを装着して臨みました。
今では絶版になっているMAVIC製CLASSICS PROというセラミックリムの完組ホィールのリムだけを取り寄せたものと、32本スポークでBLACKに塗装したカンパニョーロのハブで組み上げたスペヒャルホィールです。
e0154650_1947384.jpg
久々の使用だったので、ふれ取りとハブのオーバーホールを施して使用しました。
使用開始直後は32本組の独特のやわらかさを感じたものの。
抜群の操作性と安心感は、最近の完組ホィールには無い性能だと思います。
e0154650_19473113.jpg
そして、Campagnolo EPS。
かなりの時間を雨に降られてしまいましたが、大丈夫でした。
当たり前のハナシですが。







こころにはいつも自転車とリスペクト
盆栽自転車店です

■住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8 1F
■電話番号 03-3497-8885
■FAX 03-3497-8886
■営業時間 
7時〜16時カフェ営業(平日) 
10時〜16時カフェ営業(土日)
12時〜21時自転車店営業
■定休日 水曜日
[PR]
by bonsai-astn | 2012-09-02 06:16 | TEAM BONSAI活動記録
<< 9月の盆栽走行予定 盆栽新着情報 8・31 >>